将棋の羽生善治九段(48)と永瀬拓矢七段(26)が3月22日、王位戦挑戦者決定リーグの白組1回戦で対局中だ。持ち時間各4時間の中、両者がほぼ2時間ずつ消費し、勝負は後半戦へと突入している。
羽生九段はタイトル通算99期を誇り、次にタイトルを獲得すれば前人未踏の100期に到達。王位戦は昨年、リーグ戦を勝ち抜き、挑戦者決定戦まで進出したものの、豊島将之二冠(28)に敗れ、挑戦権獲得はならなかった。昨年12月、27年ぶりの無冠となり、順位戦A級では2位に終わったため、名人挑戦も来年以降に持ち越しに。過去18期の獲得経験がある王位のタイトルで、大記録を打ち立てられるか。