土俵上で「はっけよい!」わずか15分後に館内放送席から「さけ茶づけの永谷園」 何役もこなす大忙しの行司業 2019/04/10 11:43 拡大する 土俵上では、大きな力士の間に立ち、厳粛に取組を裁く行司だが、その役割はいくつもある。3月23日に行われた大相撲大阪場所十三日目で、幕内行司・木村寿之介が、装束姿で土俵に上がった15分後、館内放送をYシャツ姿で務めるシーンが、中継で映し出された。 一般的には、土俵上での様子が注目される行司だが、決まり手や懸賞金のアナウンス、相撲字で番付表を書く、勝負結果の記録、営業の折衝など、その仕事は多岐に渡る。この日、木村寿之介は豊ノ島と宝富士、正代と佐田の海の二番を裁いた。 続きを読む