「明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる日本でありたい」安倍総理が「令和」に込めた思い語る 2019/04/01 03:17 拡大する 「平成」に代わる新元号が「令和」に決定したことを受け、安倍晋三首相が官邸で記者会見を開き、新元号に込めた思いやメッセージなどを国民に向け説明した。 安倍総理は「令和」の典拠が万葉集にある「時に初春の令月、気淑く風和ぐ。梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす」であることを改めて説明し、「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つという意味が込められている。万葉集は1200年あまり前に編纂された日本最古の歌集であるとともに、皇族・貴族だけでなく、防人や農民まで幅広い階層の人々が詠んだ歌が収められ、我が国の豊かの国民文化、長い伝統文化を象徴する国書。悠久の歴史と香り高き文化、四季折々の美しい自然。こうした日本の国柄をしっかりと次の時代へと引き継いでいく。厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、ひとりひとりの日本人が明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる、そうした日本でありたいとの願いを込め、決定した。文化を育み、自然の美しさを愛でる平和な日々に心からの感謝の年を抱きながら、希望に満ち溢れた新しい時代を国民の皆さまとともに切り開いていく。新元号の決定とともにその決意を新たにした」と話した。 続きを読む