将棋の名人戦七番勝負第1局の指し直し局が4月11日、午前9時から始まった。前日10日に千日手となったことで先手・後手が入れ替わり、先手は挑戦者の豊島将之二冠(28)、後手が4連覇を目指す佐藤天彦名人(31)となった。持ち時間は佐藤名人が4時間5分、豊島二冠が5時間59分から始まった。
 10日は佐藤名人の先手で始まったが、午後3時2分、58手目で名人戦としては16年ぶりとなる千日手が成立。この時点で、本来封じ手が行われるはずだった午後6時30分までの時間を両者の持ち時間から折半となり、翌日での指し直しが決定した。指し直し局は封じ手がなく1日で終了。昼食休憩は午後0時30分から1時間、夕食休憩は午後6時から30分間。