2018年度中に活躍した棋士を表彰する第46回将棋大賞の表彰式が4月18日、東京都・渋谷区の将棋会館で行われ、最優秀棋士賞に選ばれた豊島将之二冠(28)が「自分にとって飛躍の1年になりました」とあいさつした。
豊島二冠は昨年7月に自身初となる棋聖位を獲得すると、続けて9月にも王位を獲得。一気に複数冠を手にした。同じく二冠を保持する渡辺明二冠(34)も活躍し、選考委員の中でも意見が分かれたが、順位戦A級を勝ち抜き、平成生まれの棋士としては初めて名人挑戦を手にしたことも評価され、最優秀棋士に選ばれた。
日本将棋連盟会長の佐藤康光九段(49)から表彰状を受け取った豊島二冠は「昨年(2017年度)は敢闘賞に選んでいただいて、それが励みになりました。(2018年度は)自分にとって飛躍の1年になったかと思います。今年もこの受賞を励みに、より一層精進したいと思います」と、開催中の名人戦七番勝負を含め、昨年度以上の活躍を誓っていた。
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