前回準優勝者が、今回は戦い方にもこだわって頂点を目指す。佐々木勇気七段(24)は、前回大会で羽生善治九段(48)を破るなどして決勝に進出。藤井聡太七段(16)との三番勝負では大熱戦を演じたものの、惜しくも1勝2敗で敗れた。今回も予選ブロックからの出場となったが「今回は戦い方を少し変えてみようかな」と、新・佐々木勇気にも挑戦する。
佐々木七段が一気に注目を浴びた瞬間と言えば、なんといっても藤井七段(当時四段)がデビュー以来の29連勝を達成し、その連勝記録を止めた対局。将棋ファンのみならず、日本中が藤井フィーバーに沸く中、その快進撃に立ちふさがったイケメン棋士として、各種メディアでも取り上げられた。前回のAbemaTVトーナメント決勝は、公式戦・非公式戦の違いはあれど、それ以来の顔合わせ。公式戦と同等かそれ以上といった思いをぶつけての対局となった。