「七冠独占」「永世七冠」など、平成の時代に数々の輝かしい記録を打ち立てた将棋の羽生善治九段(48)が5月3日、新元号・令和となってから初の公式戦で、中村太地七段(30)を146手で下した。
 王位戦挑戦者決定リーグ戦白組での対局が、令和での初戦となった羽生九段は、2016年以来となる王位復帰に向けて負けられない一局だったが、中村七段相手にお互い持ち時間を使いきり、1分将棋になる熱戦。お互い一手の隙も見せられない中で、羽生九段が最後までしっかりと指し切った。