2年連続準決勝敗退。これがRTDリーグにおける猿川真寿(連盟)の成績だ。強豪16人が揃った大会で、ベスト8に入ったとも言える。ただ、もちろん本人はその先を見る。独特の手順から高打点を仕上げることから「モンキーマジック」とも呼ばれるその技で、新生・RTDトーナメントでは予選から「トップ通過を目指す」と、スタートダッシュを目論んでいる。
 RTDリーグ2017、RTDリーグ2018ともに予選リーグを4位で通過。ただ、決勝卓にある4つのいすには座れなかった。あともう一歩。それがRTDという舞台で猿川に課せられたものだ。今回からトーナメント方式になり、戦い方も変わってくる。グループAは鈴木達也(協会)、初参戦の朝倉ゆかり(協会)、そしてRTDリーグ2018の覇者・小林剛(麻将連合)と、タフな卓組みだ。それでも本人は「3者とも行く時と行かない時の打牌がはっきりしているタイプ。そういう意味では、自分の押し引きもしづらいメンツではない」と、戦いやすさすら感じている様子だ。