将棋の王座戦挑戦者決定トーナメント1回戦で、中村太地七段(30)と菅井竜也七段(27)が午前10時から対局中だ。中村七段は昨年、フルセットの末タイトルを斎藤慎太郎王座(26)に奪われて失冠。今期はリベンジを果たすべく、まずは挑戦権獲得を目指す。
 2017年秋に羽生善治九段(48)から初タイトルとなる王座を獲得した中村七段だが、昨年度は23勝18敗、勝率.5609の成績に終わり、今年度は仕切り直しともいえる年になる。対する菅井七段も、同じく2017年に羽生九段から王位のタイトルを奪取したものの、こちらもフルセットの末に豊島将之二冠(29)に敗れて、タイトルを失った。両者とも、同年代、さらには次世代から新スターも登場しているだけに、2度目のタイトルに向けて負けられない一局だ。