将棋の王座戦挑戦者決定トーナメント1回戦が5月10日に行われ、菅井竜也七段(27)が中村太地七段(30)に159手で勝利、2回戦進出を決めた。昨年度、王座のタイトルを失った中村七段は、復冠に向けての登場だったが、1回戦で姿を消すこととなった。
 序盤からハイスピードで指し進めた菅井七段は、残りの持ち時間で大きく差を広げると、勝負どころで蓄えた時間を有効に使い、築いた優勢をしっかりと勝ちへと結びつけた。2回戦では佐藤天彦名人(31)と深浦康市九段(47)の勝者と対戦する。