将棋の名人戦七番勝負第4局が5月16日、福岡県飯塚市の「麻生大浦荘」で午前9時から始まった。同シリーズは、ここまで挑戦者の豊島将之二冠(29)が開幕から3連勝。あと1勝で、平成生まれとしては初の名人誕生となる。対する佐藤天彦名人(31)からすれば、なんとかまずは1勝を挙げたいところだ。
第1局を千日手の末に勝利した豊島二冠は、第2局でも快勝。第3局は終盤まで形勢が入れ替わる熱戦となったが、最終盤で逆転し、3連勝とした。過去76期行われた名人戦で、開幕から3連勝した棋士はいずれも防衛、または奪取を果たしている。