将棋の渡辺明棋王(王将、35)が5月20日、7連覇を達成した棋王の就位式に出席し、5人いるタイトル保持者の中で最年長になったことに「ここまで引き上げてもらった部分は大きい」と、数々の先輩棋士に挑戦したことで成長できたことを振り返った。
 渡辺棋王は2012年に初めて棋王位を獲得してから、そのまま防衛を続けて7連覇。連続5期の条件をクリアし、12連覇を達成した羽生善治九段(48)の2人だけの「永世棋王」の有資格者となっている。今年2月には広瀬章人竜王(32)を迎え撃ち、3勝1敗で防衛を果たした。