将棋の王座戦挑戦者決定トーナメント1回戦で、渡辺明二冠(35)と久保利明九段(43)が午前10時から対局中だ。本局の勝者は2回戦で、豊島将之名人(29)と横山泰明六段(38)の勝者と対戦する。
渡辺二冠は、5人いるタイトルホルダーの中で最年長の35歳。タイトル3つを持つ豊島名人が群雄割拠の状況から一歩抜け出しかけている中、タイトル通算22期の実績とともに、若手棋士の壁として立ちはだかっている。久保九段もタイトル7期を誇り、竜王戦1組、順位戦A級と、まだまだトップクラスでの戦いを続けている一人だ。2人の過去の対戦成績は、渡辺二冠の19勝、久保九段の16勝と拮抗している。
同一ブロックは豊島名人、さらには羽生善治九段(48)、藤井聡太七段(16)ら豪華な顔触れになっている。現タイトル保持者は、昨年初めてタイトルを獲得した斎藤慎太郎王座(26)。
対局の持ち時間は各5時間で、振り駒の結果、先手は渡辺二冠。AbemaTVではこの対局を終了まで生放送する。
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