「RTDトーナメント2019」グループB 1・2回戦(全4回戦)が5月26日に放送され、RTDリーグ2018準優勝の内川幸太郎(連盟)は1戦目2着、2戦目2着と連対し、+18.9のトータル3位で後半2戦を戦うことになった。

 1戦目はオーラスで金太賢(協会)に逆転され、悔しい2着。しかし2回戦では、鳴きの選択や攻守の選択がうまくハマり「満足いく結果だった」と嬉しい2着。同じ2着フィニッシュでも晴れやかな表情を見せた。

 首位の金とは13.9ポイントという僅差で迎える3戦目。「自分がトップを取れれば、1位通過の可能性が非常に濃くなる。萩原さんがトップを取って大混戦になったとしても、もう一回チャンスがある」とトップ狙いに主眼を置く。その上で3位まで勝ち上がれるトーナメント形式を踏まえ「萩原さんを徹底的にマークして、自分より下の着順にいてもらうやり方もある」と手堅い戦法も視野に入れ、配牌と東場の状況次第でどちらかに目標を定めるつもりだ。

 内川は5月18日に行われた麻雀最強戦2019「男子プレミアトーナメント 王者の底力」で優勝し、プレミアトーナメント決勝進出を決めた。今期RTDトーナメントでも人読みや押し引きより、状況を重んじる「トーナメント用の打ち方」で臨んでいるだけに、その“手順”に注目だ。【福山純生(雀聖アワー)】

【グループB 2回戦結果】

1位 勝又健志(連盟)5万6500点 +76.5
2位 内川幸太郎(連盟)2万3700点 +3.7
3位 金太賢(協会)1万7000点 +23.0
4位 萩原聖人(連盟)2800点 ▲57.2

【グループB 2回戦終了時点の成績】

1位 金太賢(協会) +32.8(2/4)
2位 勝又健志(連盟) +28.0(2/4)
3位 内川幸太郎(連盟) +18.9(2/4)
4位 萩原聖人(連盟) ▲79.7(2/4)

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆RTDトーナメント2019 2016年から3年に渡り行われてきた「RTDリーグ」から、トーナメント方式に変更。昨年行われた「RTDリーグ2018」の予選リーグ(WHITE・BLACK)の上位各6人、推薦枠として2人の計14人に加え、予選リーグ7位の2人と新規参戦2人の4人による入れ替え戦(サバイバルマッチ)から上位2人が本戦に進み、計16人で行われる。16人はA~Dの4グループに分かれ、半荘4回戦で対戦。トータル2位が準々決勝A(上位3人が準決勝進出)、同3位が準々決勝B(上位1人が準決勝進出)へ、同1位は準決勝(上位4人が決勝進出)に進む。主なルールは一発・裏ドラ・赤(各種1枚)あり、全自動卓による自動配牌のMリーグルール。

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