「RTDトーナメント2019」グループB 1・2回戦(全4回戦)が5月26日に放送され、萩原聖人(連盟)が1戦目3着、2戦目4着で▲79.7。トータル4位と後塵を拝した。
RTD初参戦となった昨年、萩原は予選5位(全8人中)で準決勝進出を果たせなかった。Mリーグでも所属するTEAM雷電は予選最下位(全7チーム中)と辛酸を舐め「自分が負けてきたことのひとつの集大成となる麻雀が打ち切れれば、勝てる」とRTD2年目の舞台に立った。
しかし1回戦、2回戦ともにテンパイにすら苦しむ展開が続き、アガリなしで前半2戦を終えた。「予定通りですね。全部出来レースです。最後僕が逆転するための…という気持ちでいないと」と苦笑するが、これまでも数多のメディア対局で逆転劇を演じてきた実績がある。
後半2戦に向けては「思いっきりトップを取りに行くぞと開き直るのはまだ早いと思うので、やっぱり目の前の麻雀牌とどう向き合うのかの繰り返しになる。望むところじゃねえか」とおもしろい展開にすることを宣言。
「楽が出来ない位置にいることで自分の麻雀が生きてくる」と逆境でこそ、力を発揮するのが萩原の真骨頂。実際、上位3人が僅差で、3戦目に萩原がトップを取れば、大混戦になる。【福山純生(雀聖アワー)】
【グループB 2回戦結果】
1位 勝又健志(連盟)5万6500点 +76.5
2位 内川幸太郎(連盟)2万3700点 +3.7
3位 金太賢(協会)1万7000点 +23.0
4位 萩原聖人(連盟)2800点 ▲57.2
【グループB 2回戦終了時点の成績】
1位 金太賢(協会) +32.8(2/4)
2位 勝又健志(連盟) +28.0(2/4)
3位 内川幸太郎(連盟) +18.9(2/4)
4位 萩原聖人(連盟) ▲79.7(2/4)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆RTDトーナメント2019 2016年から3年に渡り行われてきた「RTDリーグ」から、トーナメント方式に変更。昨年行われた「RTDリーグ2018」の予選リーグ(WHITE・BLACK)の上位各6人、推薦枠として2人の計14人に加え、予選リーグ7位の2人と新規参戦2人の4人による入れ替え戦(サバイバルマッチ)から上位2人が本戦に進み、計16人で行われる。16人はA~Dの4グループに分かれ、半荘4回戦で対戦。トータル2位が準々決勝A(上位3人が準決勝進出)、同3位が準々決勝B(上位1人が準決勝進出)へ、同1位は準決勝(上位4人が決勝進出)に進む。主なルールは一発・裏ドラ・赤(各種1枚)あり、全自動卓による自動配牌のMリーグルール。
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