将棋の羽生善治九段(48)が5月30日、竜王戦1組出場者決定戦で、木村一基九段(45)と対局中だ。羽生九段はこの対局に勝利すれば、通算1434勝となり歴代単独1位となる。
午前10時から木村九段の先手で始まった対局は、横歩取りの展開になり、スローペースで進行。午後6時から40分間の夕食休憩を終えたあたりから徐々に本格的な戦いが始まると、一気にペースアップした。切り込んだ羽生九段に対し、堅守が特徴の木村九段が反撃。各5時間ずつの持ち時間が、両者とも30分を切った。
羽生九段は23日の対局に勝利し、故・大山康晴十五世名人に並ぶ歴代1位タイの通算1433勝に。タイトル通算99期、一般棋戦優勝45回(いずれも歴代1位)とともに、前人未踏の最多記録を、もう1つ手にすることができるか。AbemaTVではこの対局を終了まで生放送する。
(C)AbemaTV