「RTDトーナメント2019」グループB 3・4回戦(全4回戦)が6月2日に放送され、金太賢(協会)がトータル3位でクオーターファイナル(準々決勝)B進出を決めた。
金は1回戦1着、2・3戦目3着で+2.8ポイントのトータル3位で最終戦を迎えていた。「1戦目トップのリードは無くなりました。ただ恵まれたリーチ・ツモとか裏ドラは2戦連続で来ていないので、4回戦でその反動が来ると信じて必ずトップを取ります」と追う側である立場を生かし、思いっきり攻める覚悟で臨んだ。
しかし思うような展開に恵まれず、最終戦では3着でフィニッシュ。トータル3位で準々決勝Bへの進出となった。「無念な思いです」と悔しさをにじませながらも「3位通過だとかなり苦しいんですけど、でも1人は勝ち上がるんで、優勝するとしたら、一番いい道を通るのかなと。一番苦しい道を通っての優勝が一番格好いい」とポジティブに捉えた。
「まだまだ出し切れていないところが多くあります。次の戦いは4分の1という狭き門なんですけど、次こそ雀王連覇の麻雀を完全にお見せしたい」と不退転の決意で臨む。【福山純生(雀聖アワー)】
【グループB 4回戦結果】
1位 勝又健志(連盟)5万1100点 +71.1
2位 内川幸太郎(連盟)4万6300点 +26.3
3位 金太賢(協会)1万2400点 ▲27.6
4位 萩原聖人(連盟)▲9800点 ▲69.8
【グループB 4回戦終了時点の成績】
1位 内川幸太郎(連盟) +120.7(4/4)
2位 勝又健志(連盟) +105.9(4/4)
3位 金太賢(協会) ▲24.8(4/4)
4位 萩原聖人(連盟) ▲200.9(4/4)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆RTDトーナメント2019 2016年から3年に渡り行われてきた「RTDリーグ」から、トーナメント方式に変更。昨年行われた「RTDリーグ2018」の予選リーグ(WHITE・BLACK)の上位各6人、推薦枠として2人の計14人に加え、予選リーグ7位の2人と新規参戦2人の4人による入れ替え戦(サバイバルマッチ)から上位2人が本戦に進み、計16人で行われる。16人はA~Dの4グループに分かれ、半荘4回戦で対戦。トータル2位が準々決勝A(上位3人が準決勝進出)、同3位が準々決勝B(上位1人が準決勝進出)へ、同1位は準決勝(上位4人が決勝進出)に進む。主なルールは一発・裏ドラ・赤(各種1枚)あり、全自動卓による自動配牌のMリーグルール。
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