「RTDトーナメント2019」グループB 3・4回戦(全4回戦)が6月2日に放送され、萩原聖人(連盟)が全4戦、一度のアガリもないまま▲200.9の4位という結果で予選敗退となった。
萩原は3戦を終え▲131.1の4位。3位通過の条件は、トータル3位の金太賢(協会)とトップラスに加え、5万4000点以上の差をつけることが必須だった。しかし「諦めてません、こんな状況は慣れています」と逆転劇に向け、トップギアに切り替えた。
しかし東1局親番、4巡目に内川の倍満ツモを親かぶりする苦しいスタート。その後もリーチを放つもツモれない展開が続き、最終的には全4戦でアガリゼロという、厳しい現実を叩きつけられた。「1回もアガれない日ってあるんだなと思って。でもやっぱり何かが足りないから、こういう日がある」と唇を噛み、すべてを受け入れた。
そして応援してくれたファンに頭を下げた後「まだまだ僕の麻雀人生は続きます。このRTDで終わるわけではないですし、まだ強者が今後、決勝までRTDは続きますから、それをしっかり見届けてくれれば、次はそいつに僕が勝ちます。だから顔も心も体もすべて洗って出直してきます」と誓った。
過去をさかのぼれば、ミスター麻雀こと故・小島武夫さんもフジテレビ麻雀番組「THEわれめDEポン」に出演した折、アガリなしで終わった伝説を持っている。ルールは違えど、これもスター性を持つ者の宿命なのかもしれない。【福山純生(雀聖アワー)】
【グループB 4回戦結果】
1位 勝又健志(連盟)5万1100点 +71.1
2位 内川幸太郎(連盟)4万6300点 +26.3
3位 金太賢(協会)1万2400点 ▲27.6
4位 萩原聖人(連盟)▲9800点 ▲69.8
【グループB 4回戦終了時点の成績】
1位 内川幸太郎(連盟) +120.7(4/4)
2位 勝又健志(連盟) +105.9(4/4)
3位 金太賢(協会) ▲24.8(4/4)
4位 萩原聖人(連盟) ▲200.9(4/4)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆RTDトーナメント2019 2016年から3年に渡り行われてきた「RTDリーグ」から、トーナメント方式に変更。昨年行われた「RTDリーグ2018」の予選リーグ(WHITE・BLACK)の上位各6人、推薦枠として2人の計14人に加え、予選リーグ7位の2人と新規参戦2人の4人による入れ替え戦(サバイバルマッチ)から上位2人が本戦に進み、計16人で行われる。16人はA~Dの4グループに分かれ、半荘4回戦で対戦。トータル2位が準々決勝A(上位3人が準決勝進出)、同3位が準々決勝B(上位1人が準決勝進出)へ、同1位は準決勝(上位4人が決勝進出)に進む。主なルールは一発・裏ドラ・赤(各種1枚)あり、全自動卓による自動配牌のMリーグルール。
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