将棋の羽生善治九段(48)が6月4日、王位戦挑戦者決定リーグ・白組のプレーオフで永瀬拓矢叡王(26)に133手で勝利し、歴代単独1位となる通算1434勝目を挙げた。数々の大記録、偉業を成し遂げてきた第一人者に、将棋界からも祝福の声が寄せられ、藤井聡太七段(16)は「これからも更に重ねていかれる事に深い感銘を覚えます」とコメントした。日本将棋連盟を通じて発表されたコメントは以下のとおり。
日本将棋連盟会長・佐藤康光九段
「この度は前人未到となる1434勝目、誠におめでとうございます。40代で新記録達成は驚異的であり、数字が全てを物語っているように感じます。体調にご留意され、今後とも末永いご活躍を祈念いたしております。」
中原誠十六世名人
「千里の道も一歩から。羽生さんの一局一局の積み重ねに感服いたします。」
谷川浩司九段
「新記録達成、おめでとうございます。先日私も対局しましたが、ますます『自在の境地』に達しておられると感じました。これからも、将棋の無限の可能性を求めながら、勝ち星を重ねていかれることを願っています。」
加藤一二三九段
「このたびは公式戦通算勝利数単独1位という将棋界史上前人未到の偉業を御達成されましたことを心よりお慶び申し上げます。平成の世を常に最前線で闘い、他の誰をも寄せ付けぬ別格の御実績を残して来られましたが、令和の世にまたこうして、不断の努力、たゆまぬ研究心により、偉大なる記録を打ち立てられましたこと、心より御尊敬申し上げます。若手の台頭著しい将棋界にあって、この先もおひとつまたおひとつと白星を重ねられ、稀代の覇者として将棋界のさらなる隆盛、発展に寄与されますことを心より願い、また益々の御活躍を心より御祈念申しあげております。」
藤井聡太七段
「歴代最多勝の達成に心よりお祝い申し上げます。一局一局の積み重ねが1434勝という偉大な記録となり、これからも更に重ねていかれる事に深い感銘を覚えます。」
(C)AbemaTV
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