将棋の羽生善治九段(48)が6月6日、王位戦挑戦者決定戦で木村一基九段(45)と午前10時から対局中だ。勝者は、豊島将之王位(名人、棋聖、29)への挑戦権を獲得。羽生九段にとっては、タイトル通算100期の大記録挑戦への大チャンスだ。
羽生九段は、同決定戦への進出をかけた白組プレーオフで永瀬拓矢叡王(26)を下し、歴代単独1位となる通算1434勝を達成。日本中の大きな話題となった中、わずか2日後に、タイトル通算100期への挑戦権を争う戦いに臨んでいる。過去、18期も務めたことがある王位だが、今期はどうか。対する木村一基九段は「千駄ヶ谷の受け師」の異名を持つベテランで、30日の対局では史上最多勝更新がかかっていた羽生九段に勝利。1997年4月のプロデビュー以来、過去に6回タイトルに挑戦したものの、まだ獲得経験はなく、悲願の初タイトルへ挑戦権を得たいところだ。過去の2人の対戦成績は、32勝16敗と羽生九段が勝ち越しているが、直近では木村九段が2連勝中。
本局の持ち時間は各4時間で、振り駒の結果、先手は羽生九段。正午から40分間の昼食休憩を終えて、現在は対局が再開している。両者の残り持ち時間は、羽生九段が3時間18分(消費42分)、木村九段が2時間59分(同1時間1分)。AbemaTVではこの対局を終了まで生放送する。
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