日本経済新聞社は5日、同日発売の「日経MJ』で「2019年上期ヒット商品番付」を発表した。横綱は「令和」(東)、「スマホペイ還元」(西)で、大関は「10連休」(東)、「任天堂 大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL」(西)、小結は「樹木希林さん本」(東)、「翔んで埼玉」(西)など、“モノ”ではなく“ビッグイベント”が消費者を動かしたとしている。
そんななか、あまり馴染みのない言葉が西の関脇「ダイナミックプライシング」。ダイナミックプライシングとは、市場の需要に応じて価格を変動させることで、例えば大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンが今年1月から導入し、入園料金を1月は7400円、2月は8200円、3月は8700円と、来場者が増える時期に合わせて変動させている。
ダイナミックプライシングは、ヒット番付に入るほどすごいものなのか。その影響について、第一生命経済研究所の首席エコノミスト・長濱利廣氏は「日本の深刻な人手不足を緩和する可能性がある」と指摘。「時期に合わせて価格変動することで客を分散化し、必要な従業員数を抑えられる」と分析する。
また、消費者側がそれを活用するための方法として、「価格の低い閑散期を狙うこと。有給休暇を取る、今こそ働き方改革が生かされるのではないか」との見方を示した。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)
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