将棋の羽生善治九段(48)が6月6日、王位戦挑戦者決定戦で木村一基九段(45)と対局し、136手で敗れた。タイトル通算99期の羽生九段は、大台の100期に向けて挑戦権獲得を目指していたが、30日に竜王戦1組挑戦者決定戦でも敗れていた木村九段に、またしても阻まれた。
羽生九段は2日前の4日に、永瀬拓矢叡王(26)に勝利し、単独1位となる通算1434勝を達成。既に歴代1位となっているタイトル通算記録の100期達成に向けて、豊島将之王位(名人、棋聖、29)への挑戦を目指していたが、昨年に続き、挑戦者決定戦で敗退。対局後は「ちょっとつまらない将棋をしてしまいました。終盤、ちょっと難しくなったとは思ったんですが…」と語った。一方、木村九段は対羽生戦3連勝で、2014年以来となる王位戦七番勝負への進出し、悲願の初タイトルを目指すこととなった。
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