持ち時間5分、1手につき5秒が加算される超早指し戦「第2回AbemaTVトーナメント」の本戦トーナメント1回戦(三番勝負)、渡辺明二冠(35)と佐々木勇気七段(24)の対戦が、6月9日に放送される。
シード棋士として本戦から出場する渡辺二冠は、タイトル通算22期を誇る実力者。昨年度は順位戦B級1組で全勝、棋王7連覇に王将位奪取と、大活躍した棋士の一人だ。対する佐々木七段は、前回大会で攻撃的な将棋と若さで準優勝。超早指し棋戦で金星を狙う。
AbemaTVが行った勝敗予想アンケートでは、ファン705人から回答が集まり、渡辺二冠勝利が71%だった。
◆AbemaTVトーナメント 将棋界で初めて7つのタイトルで永世称号の資格を得る「永世七冠」を達成した羽生善治九段の着想から生まれた、独自のルールで行われる超早指しによるトーナメント戦。持ち時間は各5分で、1手指すごとに5秒が加算される。羽生九段が趣味とするチェスの「フィッシャールール」がベースになっている。1回の顔合わせで先に2勝した方が勝ち上がる三番勝負。予選A~Cブロック(各4人)は、三番勝負を2回制した棋士2人が、本戦への出場権を手にする。本戦トーナメントは8人で行われ、前回優勝者の藤井聡太七段、タイトルホルダーとして渡辺明二冠がシードとなっている。
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