「RTDトーナメント2019」グループC 1・2回戦(全4回戦)が6月9日に放送され、鈴木たろう(協会)が1回戦4着、2回戦3着で▲74.5。トータル4位という苦しいスタートとなった。
「Mリーグのチャンピオンチームの一員として、RTDでも結果を残したい」と意気込んでいた鈴木は、麻雀ニュース番組「熱闘!Mリーグ」内で21人のMリーガーが「自分以外で一番強いと思う選手は?」というアンケート調査で第1位に選出される程の実力者だ。
1戦目でラスを引き、悔しがっていた鈴木は「このままでは終われない。やんちゃなところは多々あると思うんですけど、なんとか上の着順を取ってきたい」と2戦目に臨んだ。
「相手の打ち方よりは、置かれた状況が大事」と考えている鈴木は東3局、5巡目に5・8筒待ちのフリテンリーチを敢行した。「誰にもアガられなければ、4~5割ぐらいはツモれると思っていた。ただ結果(トータル4位)がこうなってしまうと、悔しい気持ちしか残らない」と唇を噛んだ。
3戦目に向けては「できればトップですね。最悪の場合は寿人(佐々木寿人)を抜けさせちゃう選択をする可能性はありますね。2人抜けちゃうとキツイので」とまずはトップ狙い。
3位まで勝ち上がれるトーナメント形式のため、「ゼウスの選択」という異名を持つ鈴木ならではの型破りな条件戦を繰り広げるに違いない。【福山純生(雀聖アワー)】
【グループC 2回戦結果】
1位 佐々木寿人(連盟)3万9400点 +59.4
2位 松本吉弘(協会)2万7600点 +7.6
3位 鈴木たろう(協会)2万100点 ▲19.9
4位 藤崎智(連盟)1万2900点 ▲47.1
【グループC 2回戦終了時点の成績】
1位 佐々木寿人(連盟) +72.4(2/4)
2位 藤崎智(連盟) +7.0(2/4)
3位 松本吉弘(協会) ▲4.9(2/4)
4位 鈴木たろう(協会) ▲74.5(2/4)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆RTDトーナメント2019 2016年から3年に渡り行われてきた「RTDリーグ」から、トーナメント方式に変更。昨年行われた「RTDリーグ2018」の予選リーグ(WHITE・BLACK)の上位各6人、推薦枠として2人の計14人に加え、予選リーグ7位の2人と新規参戦2人の4人による入れ替え戦(サバイバルマッチ)から上位2人が本戦に進み、計16人で行われる。16人はA~Dの4グループに分かれ、半荘4回戦で対戦。トータル2位が準々決勝A(上位3人が準決勝進出)、同3位が準々決勝B(上位1人が準決勝進出)へ、同1位は準決勝(上位4人が決勝進出)に進む。主なルールは一発・裏ドラ・赤(各種1枚)あり、全自動卓による自動配牌のMリーグルール。
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