“老後2000万円不足”にゆれる国会にViViの自民党広告 東大・本郷教授「哲人王を戴くのは民主主義の一番の敵」

　“老後に2000万円が不足する”とした金融庁の報告書について、麻生財務大臣は正式な報告書としては受け取らないとの考えを明らかにした。
　金融庁が3日に公表した報告書では、「平均的な高齢夫婦無職世帯の場合、公的年金などでは毎月5万円の赤字になり、退職後の30年間で2000万円が不足する」と試算。また、先月22日の報告書から表現を変更し、公的年金の給付水準について「中長期的に実質的な低下が見込まれている」という箇所は「今後調整されていくことが見込まれている」に、老後の生活水準について「公的年金だけでは満足な生活水準に届かない可能性がある」という記述は削除された。