
雀荘検索サービス「麻雀王国」が、全国の雀荘(同サービスに加盟する900店)に対してインターネットアンケートを行ったところ、Mリーグ開幕(2018年10月)以降に客入りが「増えた」と回答した店は37%だった。「変わらない」と回答した店は60%で、「減った」はわずか3%だった。全国的に雀荘の営業は厳しい状況が続き、店舗数は減少傾向にあるが、インターネット検索サービスやSNSを積極的に活用する店の客足は悪くないようだ。
Mリーグを観たことがきっかけで、久しぶりに雀荘で麻雀をしたという声もあり、「新規客が増えた」と回答した店は43%だった。「Mリーグルールを打ちたいと希望する客が増えた」という店は6%あった。
客層の変化について、「レベルが上がった」と回答した店は14%で、「レベルが下がった」よりも10ポイント以上高かった。「長考が増えた」と感じる店は23%にもおよび、「長考が減った」はわずか1%だった。「マナーが良くなった」は9%で、「マナーが悪くなった」の3%よりも多かった。
年々ユーザーが増えているネット麻雀ゲームに対して、40年前のピーク時に3万6000店あった雀荘は4分の1以下にまで減っている。受動喫煙防止対策が進むなど、雀荘を取り巻く環境は依然として厳しいが、Mリーグ人気を受けて、店内でも試合の映像を流すなど、関係者は生き残りを模索している。
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