「RTDトーナメント2019」グループC 3・4回戦(全4回戦)が6月16日に放送され、RTD初出場だった藤崎智(連盟)が1着2回、3着1回、4着1回で+43.8とし、トータル2位通過でクオーターファイナルA(準々決勝)進出を決めた。
3回戦で2勝目を挙げた藤崎は、トータル首位に位置していた佐々木に25.1ポイント差と肉薄。最終4回戦では、佐々木との着順勝負となった。
東場をトップ目で折り返した藤崎だったが、南2局で松本吉弘(協会)が親の満貫を決め、5万点台へ抜け出した。南2局1本場で佐々木が満貫をツモったことで、3着目に落ちた藤崎は、南3局の親番で10巡目に七対子・赤2のテンパイを入れ、2万待ちでヤミテンに構えた。しかし佐々木から14巡目にリーチ、呼応するかのように松本からも仕掛けが入ったことで、北単騎待ちに変えて、追っかけリーチを敢行したがアガれず。南4局で佐々木が親満をアガったことで、藤崎は3着フィニッシュで全4回戦を終えた。
「今回調子がいいですから、もしかしたらいい勝負が出来るかもしれない」と静かなる闘志を燃やしていただけに「トータル2位通過で終われたのは、おそらく決して悪くは無い成績なんでしょうけど、ただ展開が良かったんで勝ちたかった。まあまあしょうがないですね」と受け入れた。
準々決勝Aでも「受け」を中心とし、基本ヤミテンに構えながらも鋭く踏み込むであろう“麻雀忍者”。RTD最年長出場選手として、いぶし銀の闘牌を繰り広げるだろう。【福山純生(雀聖アワー)】
【グループC 4回戦結果】
1位 松本吉弘(協会)5万3200点 +73.2
2位 佐々木寿人(連盟)3万5900点 +15.9
3位 藤崎智(連盟)2万400点 ▲19.6
4位 鈴木たろう(協会)-9500点 ▲69.5
【グループC 4回戦終了時点の成績】
1位 佐々木寿人(連盟) +104.4(4/4)
2位 藤崎智(連盟) +43.8(4/4)
3位 松本吉弘(協会) +12.2(4/4)
4位 鈴木たろう(協会) ▲160.4(4/4)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆RTDトーナメント2019 2016年から3年に渡り行われてきた「RTDリーグ」から、トーナメント方式に変更。昨年行われた「RTDリーグ2018」の予選リーグ(WHITE・BLACK)の上位各6人、推薦枠として2人の計14人に加え、予選リーグ7位の2人と新規参戦2人の4人による入れ替え戦(サバイバルマッチ)から上位2人が本戦に進み、計16人で行われる。16人はA~Dの4グループに分かれ、半荘4回戦で対戦。トータル2位が準々決勝A(上位3人が準決勝進出)、同3位が準々決勝B(上位1人が準決勝進出)へ、同1位は準決勝(上位4人が決勝進出)に進む。主なルールは一発・裏ドラ・赤(各種1枚)あり、全自動卓による自動配牌のMリーグルール。
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