6月15日に『格闘代理戦争4thシーズン』のトーナメント決勝戦が行われた。
同番組は格闘技界の次世代スターを誕生させるべくスタートした格闘ドキュメンタリ番組で、第4弾となる今回は「K-1」のトップファイターたちが「監督」となり、勝ち抜き制によるチーム戦で激突。優勝チームには賞金総額300万円と「K-1 WORLD GP」への出場が確約される。
トーナメント決勝では、武尊率いる「TEAM武尊」とピーター・アーツの「ピーターズ」が対戦。先鋒戦では、TEAM武尊の“時が止まった男”冨澤大智と、アーツがオランダから招いたモロッコ人の刺客、アミン・エル・アッサリが対決した。
試合開始直後、冨澤は猛ダッシュをして膝蹴りによる“奇襲”で勝負をかけるも、アミンはこれを冷静にかわしながらパンチを命中させダウンを奪う。前回の試合ではラマダン(断食月)の影響で全力が出せなかったというアミンだったが、今回はここぞとばかりに豪打を繰り出してTKO勝利を手にしてみせた。
しかし、歓声に沸く会場の中でアミンは1人、ダランと左腕を下げながらアーツになにかを訴えかける。セコンド陣が駆け寄り、リングドクターがチェックをすると「(上腕)二頭筋が筋断裂していて試合続行が不可能」という驚きの発表が行われた。
前回の試合とは打って変わって素晴らしい動きを見せたアミンだったが、そのパワフルさが逆にアダとなり、怪我による無念の棄権となってしまった。
(C)AbemaTV
【見逃し視聴】
圧巻KO劇も“剛腕”が災い……自らの上腕を“筋断裂”