6月15日に『格闘代理戦争4thシーズン』のトーナメント決勝戦が行われた。
同番組は格闘技界の次世代スターを誕生させるべくスタートした格闘ドキュメンタリ番組で、第4弾となる今回は「K-1」のトップファイターたちが「監督」となり、勝ち抜き制によるチーム戦で激突し、優勝チームには賞金総額300万円と「K-1 WORLD GP」への出場が確約される。
同日にはスペシャルマッチとして芦澤竜誠率いる「芦澤一家」と木村“フィリップ”ミノルの「木村組」が対決。白熱した戦いが展開された。
木村組の大将・榊原達也が芦澤一家の中堅の国分勇太を開始28秒の鮮やかなKOで勝ち抜くと、芦澤一家の大将として登場したのは若干15歳の森優翔だった。
今回最年少ファイターとなる森だが、試合開始直前“スイッチ”が入ると表情はガラッと変わり、解説席からは「15歳とは思えない」「堂々としてますよね」と驚くコメントが次々と上がった。さらに、髪を刈り上げたその見た目は監督の芦澤を彷彿とさせ、視聴者からは「芦澤と間違える」「兄弟?」などという声が飛び交い、芦澤を揶揄する言葉である「ナマズ」にかけて、「子ナマズ」といった声まで寄せられた。
試合がはじまると、榊原の実力を高く評価している魔裟斗は「榊原の攻撃にはモーションがない」と分析し、そのため攻撃のスピードが早く感じるのだと解説。しかし森も戦績が150戦あるという榊原を相手に、状況を冷静に見極めながら、ローキックを内外と蹴り分けて反撃。
竹原慎二は森について聞かれると「なんの世界でもそうですけど、頑張る選手が一番やりにくいんですよね」と堅実な戦いぶりを褒め、魔裟斗も「15歳とは思えないスキル、基本がしっかりしている」とコメントをした。
“歴戦の天才”対“若き努力家”といった構図の試合となったが、試合が判定に持ち込まれると、印象的に攻撃を当てていた榊原の勝利に。「個人的にはこれ、もう1ラウンド見たいすね」と興奮気味に語る魔裟斗は「榊原が勝ちましたけど、ただここで森優翔、15歳ですよ。負けはしましたけど非常にこれからが楽しみな選手が出てきましたね」と絶賛。視聴者コメントでも森を称える言葉が大量に並んでいた。
(C)AbemaTV