6月15日、中国・上海で開催されたONE Championshipの大会「ONE:LEGENDARY QUEST」で女子アトム級の平田樹がアンジェリー・サバナル(フィリピン)に1R・V1アームロックで一本勝ち。鮮烈なデビューを飾った。
 格闘リアリティ番組「格闘代理戦争3rdシーズン」の優勝者としてONE Championshipとの契約を掴んだ19歳にとって、MMAをはじめて僅か1年での大舞台だ。「格闘代理戦争」ではシュートボクシング経験者のMIO、DEEP JEWELSで活躍する古瀬美月らに一本勝ちを果たして優勝。柔道出身の屈強なフィジカルを武器に、総合経験半年ながら打ち合いにも真っ向勝負する気の強さと、格闘センスの塊ともいえる勘のよさで実力者揃いのトーナメントを制し周囲を驚かせた。さらにこの半年間で打撃やフィジカルに磨きをかけ、RIZINの浅倉カンナや青木真也とも練習を行っている。そんな平田にとっていよいよプロ格闘家として真価が問われる瞬間が訪れた。