日本の先生は世界一忙しい――そんな調査結果が経済協力開発機構(OECD)から報告された。
OECDが調査した「小・中学校教員の仕事時間」によると、中学校教員の1週間あたりの勤務時間は、参加国平均が38時間18分なのに対し、日本は56時間と48カ国の中でダントツ。また、小学校教員も、日本は54.4時間と15カ国の中でダントツだった。
なぜ、日本の教員の仕事は多いのか。その内容を見てみると、教員が「授業」に費やしている時間は日本が18時間で、参加国平均が20時間18分。「事務作業」は日本が5時間36分で、参加国平均が2時間42分。「課外活動」は日本が7時間30分で、参加国平均が1時間54分だった。日本の教員は事務作業や課外活動に時間を取られているのが現状で、文科省は「深刻に捉えている」とし改善を急ぐということだ。
『WIRED』日本版編集長の松島倫明氏は「効率化を一番得意な分野とするテクノロジーの問題もあるのでは。明らかに仕組みが各国と異なっていて、授業時間が平均より短いというのは、生徒側は“いい体験”をできているのか。時間のデータを見ると気になってくるところ」と疑問を呈した。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)
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