持ち時間5分、1手につき5秒が加算される将棋の超早指し戦「第2回AbemaTVトーナメント」の準決勝(三番勝負)、渡辺明二冠(35)と糸谷哲郎八段(30)の対戦が、6月23日に放送される。
シード棋士として登場した渡辺二冠は、前回準優勝者の佐々木勇気七段(24)を2-0のストレート勝ちで一蹴。糸谷八段は予選ブロックを首位で勝ち抜けると、本戦1回戦では近藤誠也六段(22)に、こちらも2-0のストレート勝ちを収めた。
AbemaTVが行った勝敗予想アンケートでは、ファン613人から回答が集まり、渡辺二冠勝利の予想が61%と多数派になった。
◆AbemaTVトーナメント 将棋界で初めて7つのタイトルで永世称号の資格を得る「永世七冠」を達成した羽生善治九段の着想から生まれた、独自のルールで行われる超早指しによるトーナメント戦。持ち時間は各5分で、1手指すごとに5秒が加算される。羽生九段が趣味とするチェスの「フィッシャールール」がベースになっている。1回の顔合わせで先に2勝した方が勝ち上がる三番勝負。予選A~Cブロック(各4人)は、三番勝負を2回制した棋士2人が、本戦への出場権を手にする。本戦トーナメントは8人で行われ、前回優勝者の藤井聡太七段、タイトルホルダーとして渡辺明二冠がシードとなっている。
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