20日放送のAbemaTV『NewsBAR橋下』に出演した橋下徹氏とゲストの田原総一朗氏が、来る参院選を前に野党とメディアの問題について語り合った。まず橋下氏が「野党が弱いのは田原さんのせいだと思っています(笑)」と大胆に切り出し、田原氏が「橋下さんのせいだよ」と応じるところから議論はスタートした。
橋下:僕の責任もありますよ。ただ、田原さんが総理をガンガン追及して失脚させていた頃というのは自民党が"万年与党"で、また新しい総理が自民党の中から出てくる時代だった。それが今は野党を強くしないといけない時代。それなのに、政治評論家と言われる人たちは誰と誰が飯を食ったとか、あの自民党の重鎮がこんなことを話していたとか、そんなんばっかり。田崎史郎、鈴木哲夫、伊藤惇夫、あのグループ(笑)。そういう、しょうもない噂話じゃなくて、内政から外交まで、国民が求めている方向性を伝えるのがメディアの役割。もっと頑張ってよと思う。やっぱり野党って、そういう政治批評を見ながら、どっちの方向に行ったら支持率が上がるだろうと考える。でも、今の政治批評は与党を責めるばかりで、野党がどういう価値観を持つべきなのかというアドバイスがない。だから与党も緊張感がない。