容疑者を中国本土に引き渡すことを可能にする「逃亡犯条例」を巡って香港が揺れている。
今月9日に始まった大規模デモは香港史上最多となる103万人を集結させたが、林鄭行政長官が同改正案の撤回に応じなかったことを受け、12日にはさらに大規模なデモに発展。また催涙弾の使用などによってデモ隊に多数の負傷者を出すと、16日には香港市民のおよそ3人に1人となる200万人が林鄭行政長官の辞任を求めてデモに参加した。
21日になり、林鄭行政長官は香港に混乱をもたらしたことを謝罪。改正案の審議について無期限延期を発表したが、自らの辞任については明言を避けた。それでも収まらない混乱を受けて同日、香港政府は「事実上の廃案を受け入れる」ことを表明した。ちなみに香港では、2014年にも1人1票の普通選挙を求めた「雨傘運動」が起こっている。
23日にAbemaTVで放送された『Abema的ニュースショー』では、お笑いコンビドランクドラゴンの鈴木拓が「なぜ、香港では大規模デモが起こるのか?」について一夜漬けで勉強を行い、“日本一ハードルの低い”生解説が行われた。その中で、ドランクドラゴンの結成と命名秘話が明かされると、千原ジュニアが感心する場面があった。
1997年にイギリスから返還された香港だが、その年、日本でも様々なことがあったと切り出した鈴木は、映画「失楽園」のヒット、フジテレビのお台場移転などを例に挙げると、さらに「もっとも重要な出来事があった」と続けた。それが、ドランクドラゴンの結成だ。
「ドランクドラゴンというコンビ名は香港返還にちなんでおり、『燃えよドラゴン』と『ドランクモンキー(酔拳)』を取り入れている」
最初は「千原兄弟の東京進出も同じ年だった」と応じていた千原ジュニアだったが、その話を聞くなり「へぇ~」と驚いた表情を見せ、「そっからのドランクドラゴンなんや」と感心した様子を浮かべた。
一方、本人曰く「一番どうでもいい話にみんなが食いついてくれた」と複雑な苦笑いを浮かべた鈴木は、その後も一夜漬けの成果を発揮していた。
(C)AbemaTV
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