渋谷区立小・中学校の児童生徒約8500人にタブレットを配付するなど、全国初の取り組みでICT教育に積極的に取り組む渋谷区。区長である長谷部健氏にプログラミング教育の重要性や、世界で活躍するIT人材を輩出するために必要なことを聞いた。
ICT教育も”渋谷ならでは”の発展に期待している
長谷部健渋谷区長(以下、長谷部) 2017年9月から、渋谷区の全小中学生にタブレットを配付しました。配付したタブレットはLTE回線を用いているので、場所を選ばずインターネットの利用が可能ですし、家庭での持ち帰り学習にも活用して欲しいと考えています。1人1台、LTE回線のタブレットの配付は全国初の取り組みで、有害サイトへのアクセスなどセキュリティ面の配慮や、タブレット内のアプリなどは、まだまだ改善点が多いことも事実。今後は区内のIT企業とも連携を図りながら、改善・充実させていくつもりです。