将棋の王座戦挑戦者決定トーナメント2回戦で、豊島将之名人(29)と渡辺明二冠が6月25日、午前10時から対局、午後6時から40分間の休憩を終えて、夜戦に突入した。
豊島名人は昨年度、棋聖で初のタイトルを獲得すると、続けて王位も獲得。さらに5月には平成生まれとしては初となる名人となった。三冠達成は史上9人目の快挙で、長く無冠の実力者だったが、この1年で一気に花開いた格好だ。一方、豊島名人の前に三冠を達成したのが渡辺二冠。通算タイトル22期は、歴代5位にも入り、永世竜王・永世棋王の有資格者でもある。昨年度は、B級1組で12戦全勝、棋王7連覇、王将獲得と、充実した1年を過ごした。
現在開催中の棋聖戦五番勝負でも戦っている両者は、今月3度目の顔合わせ。過去の対戦成績では渡辺二冠が13勝6敗とリードしている。斎藤慎太郎王座(26)への挑戦権獲得に一歩前進するのは、どちらの棋士か。
本局の持ち時間は各5時間で、振り駒の結果、先手は渡辺二冠。勝者は準決勝で、羽生善治九段(48)と対戦する。AbemaTVではこの対局を終了まで生放送する。
【夕食の注文】
豊島将之名人 親なん定食(親子なんばんうどん・おにぎり) 渡辺明二冠 なし
【夕食休憩時点での残り持ち時間】
豊島将之名人 1時間12分(消費3時間44分) 渡辺明二冠 1時間26分(消費3時間34分)
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