5月18日にK-1 KRUSH FIGHTでウェルター級王座防衛に成功したばかりの木村“フィリップ”ミノルが、6月30日のK-1 WORLD GP両国国技館大会に連続参戦した。「たくさんの“作品”を残したい」という木村は今年、WORLD GP全大会参戦も見据えているという。
今回はオーストラリアのクルーズ・ブリッグスと対戦。初参戦だけに実力は未知数の部分もあったが、木村はその“未知の怖さ”もろとも殴り倒してしまった。試合開始早々からレベルの違いを見せつけるかのようにパンチをヒット。ボディから顔面につなげるハンドスピードは圧倒的だった。
サウスポーのブリッグスの攻撃はしっかりと見極め、右のパンチを真正面から叩き込んでいった木村。この一発でブリッグスはダウン、そしてそのままノックアウトとなった。
キャリアの中でも最高レベルと言えるKO勝利に、木村は「両国マジ最高!」。好勝負が続いたこの日の中でも、とりわけ大きなインパクトを残した。インタビュースペースのブルックスは「試合の記憶がない」。それだけ木村の攻撃が強烈だったということだろう。
木村は1ラウンド決着に「相手のいいところも悪いところも見れずに終わりましたね」。試合内容については「練習してきたボディブローからKOにつながったので満足してます」と語った。
フィニッシュのパンチは手応え充分。「これは立ってこないなと思いました」という一撃だった。今回も短時間でのフィニッシュだっただけに、次の試合もそう遠くないうちに見られるはず。今の木村は、新たな充実期に入ったと言える。
(C)AbemaTV
【見逃し視聴】
ついに出た! 新フィリップポーズでご機嫌KO