正真正銘、これは実力によるものだ。6月28日に放送されたAbemaTV「GACKTプロデュース!POKER×POKER~業界タイマントーナメント」に出演したアイドル・奥津マリリが、ポーカープロの負野智光と対決して、アイドル界としては矢口真里以来の完全制覇を達成した。
奥津はこれまで、モデルでプロ雀士の岡田紗佳、お笑いトリオ・安田大サーカスのクロちゃんを撃破。時折バカっぽさは見せたものの、ブラフと本物を巧みに使い分ける初心者離れした戦術で、相手を翻弄し続けた。ゲームを進めるごとに成長。その成長の裏には、番組オーナー・GACKTのアドバイスがあった。
状況に応じたベットの仕方や、押し退きの判断。基本から応用まで、あらゆる知識をGACKTから教えらえた奥津は、ヒキとのツープラトンでトーナメントを制した。すっかり気を良くした奥津は、GACKTの刺客であるポーカープロ・負野智光との一戦も「このままの調子でやっつける」とコメント。負野と対面した際には「ファンの方によくいる顔」とお互いの手でのハートマーク作成を強要し、「握手会のような気持ち」と勝手に安心し始めた。
それが功を奏したのか。試合も一度は劣勢になったものの、基本的にはGACKTを味方に付けた奥津のペースだった。絶対的不利な場面でもGACKTが「出してやろうか」と念を送ると、何故か奥津の望むカードが引き寄せられて5枚同絵柄の強役・フラッシュが成立。GACKTとハイタッチをした後、「毎晩、GACKT様の方を向いて拝みます」と両掌をくっつけた。同様の出来事が再び起こると、奥津は一気にハイテンション。すでに勝利を手にしたような気分でいたが、そこに付け込むのがプロ、起死回生の全額ベット・オールインで挽回を図った。
奥津も迷わず応戦。ただ、今までとは状況が違った。「ボクは応援しない」。それまで応援してくれたGACKTが、傍観することを宣言したからだ。それでも、奥津は「大丈夫」と力強く答えて、負野を一蹴。番狂わせの勝利を飾ると、天高く拳を突き上げた。試合後、GACKTから「ボクからの卒業」と告げられた後に「冷たい当たりをしたが、今までで1番良いプレーヤー」と称賛されると、思わず感涙。「ありがとうございます」と深く頭を下げたものの、賞金20万円を手にした瞬間には満面の笑みを浮かべた。7月から当番組は、毎週木曜日に引っ越し。次回は7月11日放送予定だ。
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