「RTDトーナメント2019」グループD 3回戦(全4回戦)が7月7日に放送され、瀬戸熊直樹(連盟)が待望のトップを取り、トータル1位通過争いに名乗りを上げた。
対局者は起家から瀬戸熊直樹(連盟)、石橋伸洋(最高位戦)、白鳥翔(連盟)、仲田加南(連盟)。
瀬戸熊は2戦を終え2着1回、3着1回の▲11.1でトータル2位につけていた。「内容的には我慢が効いているので、3戦目はスカッとトップを狙います」と3戦目に臨んだ。
東2局1本場、瀬戸熊はツモ・タンヤオ・平和・ドラ・赤で8000点(+300点)をアガった後、東3局で石橋のヤミテン8000点に刺さり、1万点台の3着目に後退した。しかし「こういう放銃はありえるんで、冷静になれ」と自分に言い聞かせ、平常心を保ち続けた。
南1局1本場、親番でリーチ・ツモ・赤・ドラで1万2000点(+300点)をアガってトップ目に浮上すると、続く2本場でも3900点(+600点)を加点した。南2局では石橋に親満を決められ、トップを譲ったが、南2局1本場でリーチ・一発・ツモ・平和・赤・ドラで1万2000点(+300点)をアガって再逆転。さらに南3局でも3900点をダメ押しして待望のトップを手中に収めた。
「石橋さんが3連勝してしまうと、僕は2位争いになってしまうんで、トップを取って最後まで1位通過できる可能性だけは残そうと。とにかく1位になることだけを考えてやりました」と結果も内容も自分で合格点をあげられる内容だったと振り返った。
最終戦では「あくまでもターゲットは石橋さんでやるつもり」とトータル1位の石橋との81.9ポイント差をにらみながら戦い抜く覚悟だ。【福山純生(雀聖アワー)】
【グループD 3回戦結果】
1位 瀬戸熊直樹(連盟)4万4900点 +64.9
2位 石橋伸洋(最高位戦)3万3000点 +13.0
3位 白鳥翔(連盟)1万6300点 ▲23.7
4位 仲田加南(連盟)5800点 ▲54.2
【グループD 3回戦終了時点の成績】
1位 石橋伸洋(最高位戦) +135.7(3/4)
2位 瀬戸熊直樹(連盟) +53.8(3/4)
3位 仲田加南(連盟) ▲67.2(3/4)
4位 白鳥翔(連盟) ▲122.3(3/4)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆RTDトーナメント2019 2016年から3年に渡り行われてきた「RTDリーグ」から、トーナメント方式に変更。昨年行われた「RTDリーグ2018」の予選リーグ(WHITE・BLACK)の上位各6人、推薦枠として2人の計14人に加え、予選リーグ7位の2人と新規参戦2人の4人による入れ替え戦(サバイバルマッチ)から上位2人が本戦に進み、計16人で行われる。16人はA~Dの4グループに分かれ、半荘4回戦で対戦。トータル2位が準々決勝A(上位3人が準決勝進出)、同3位が準々決勝B(上位1人が準決勝進出)へ、同1位は準決勝(上位4人が決勝進出)に進む。主なルールは一発・裏ドラ・赤(各種1枚)あり、全自動卓による自動配牌のMリーグルール。
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