将棋の竜王戦決勝トーナメントが7月8日に行われ、木村一基九段(46)が佐藤天彦九段(31)に150手で勝利した。木村九段は準決勝進出を決め、永瀬拓矢叡王(26)と鈴木大介九段(44)の勝者と対戦する。
王位戦では、現在の将棋界における序列1位の豊島将之王位(名人、棋聖、29)に挑戦している木村九段だが、この日は広瀬章人竜王(32)への挑戦を目指し、強敵・佐藤九段と対戦。持ち味である巧みな受けで相手の攻撃をかわすと、がっちり囲った佐藤玉を一気に攻め立てて勝ち切った。
木村九段は1997年4月の四段昇段、プロ入りを果たすと、タイトル戦には過去6回、番勝負に進むものの獲得はなし。現在挑戦中の王位戦七番勝負に続き、竜王への挑戦権も獲得、悲願の初タイトルに近づくことができるか。
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