まさかの大失態だ。女子プロレスラー・伊藤麻希が7月11日、AbemaTV「GACKTプロデュース!POKER×POKER~業界タイマントーナメント」第13期トーナメントに出場するも、瞬殺。番組史上最速ともいえる短尺で、あっけなく敗北を喫した。
伊藤麻希は、元アイドルという異色のレスラーだ。プロレスにのめり込みすぎてアイドルをクビになったと言うも「今は生き甲斐がある」と前向き。どこまでもポジティブにポーカー対決の勝利も誓ったが、今回の対戦相手が同局「オオカミくん」シリーズで人気を得た白ギャル・伊藤桃々だと知ると一転、表情をこわばらせた。「ギャルに恨みがある。五体満足では帰らせない」。どうやら学生時代、ギャルにいじめられた経験があるそうだ。
試合開始から気合い十分。「もう少し小さく話してもらっていいですか」とGACKTから静められた伊藤麻希は、「世界一可愛いナックル」が得意技とのことだ。もちろん、これを伊藤桃々に食らわすような反則はしないが、「可愛いんでしょうか?」とGACKTからと容赦なく突っ込まれると、「世界一可愛いです」と即答。「伊藤とファン」の公認だとも付け加え、「だいぶイカれたファンですね」とGACKTを苦笑いさせた。そんな伊藤麻希は、試合も猪突猛進だ。明らかに無謀な戦いぶりでGACKTからは「リングから降りたくないだけのバカなのか」とキツいひとことを浴びせられたものの、ここで予想外の展開。対戦相手の伊藤桃々からは「他人に言われても自分を貫き通すのがギャル。(伊藤麻希も)生き方がギャルだと思う」と称賛されたのだった。
「今日、ここに来てよかった」。ギャルへのわだかまりがとけたのか、思わず目を潤ませた伊藤麻希だったが、残念ながらピークはこの瞬間。すっかり乗せられた伊藤麻希は続く第2ラウンドでも大量ベットを続け、瞬く間に全てのチップを失ってしまった。「プロレスが2分で終わったとしたら、どうですか?」。試合終了後に、呆れ顔のGACKTから質問。伊藤麻希は「ダメです。エンタメ的に」と食い気味に答えると「それを、あなたはここでやらかしたんです」と一喝されるばかりか、再戦を望んだ際には「大丈夫です。呼ばないです」と軽くあしらわれてガックリと肩を落とした。
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