「RTDトーナメント2019」クオーターファイナルA(準々決勝) 1・2回戦(全2回戦)が7月14日に放送され、藤崎智(連盟)が2回戦でトップを取り、トータル2位でセミファイナル(準決勝)進出を決めた。
対局者は起家から瀬戸熊直樹(連盟)、藤崎智(連盟)、猿川真寿(連盟)、勝又健志(連盟)。
トータルポイント上位3選手が勝ち上がれるトーナメント形式のため、1回戦で3着だった藤崎は「バットを振り回すわけにもいかないので、自分らしく小ちゃい感じで頑張りたい」と4着だった瀬戸熊を意識して2戦目に臨んだ。
東2局、親番でリーチを放つも流局。続く1本場、リーチ・ドラで3900点(+300点、供託1000点)をアガると、以降は“麻雀忍者”の異名通りにリーチを封印。南1局1本場で1000点(+300点、供託1000点)、南3局で2000点(+300点)、南4局でも西・赤で3200点と巧みなゲーム回しで、トップを手中に収めた。
守備力の高さも際立っていた。「高い手を作ってくるのは瀬戸熊プロだけなんで、瀬戸熊プロの安全牌が手の内にあれば、安全牌を持つ必要がない展開ではあった」と放銃も一度も無かった。
「相手も強いんで、いつでも負ける覚悟で来ているんですけど、ベスト8まで来ました。まさかここまで来るとはあまり思っていなかったんですけど」と泰然自若。RTD最年長選手として、練度の高い戦いぶりは、セミファイナルにおいてもキープレイヤーとなるだろう。【福山純生(雀聖アワー)】
【クオーターファイナルA 2回戦の成績】
1位 藤崎智(連盟) 3万6200点 +56.2
2位 猿川真寿(連盟)2万6400点 +6.4
3位 勝又健志(連盟)2万4200点 ▲15.8
4位 瀬戸熊直樹(連盟) 1万3200点 ▲46.8
【クオーターファイナルA 最終トータルポイント】
1位 勝又健志(連盟) +40.8 (2/2)
2位 藤崎智(連盟) +38.5 (2/2)
3位 猿川真寿(連盟) +13.1 (2/2)
4位 瀬戸熊直樹(連盟) ▲92.4 (2/2)
※連盟=日本プロ麻雀連盟
◆RTDトーナメント2019 2016年から3年に渡り行われてきた「RTDリーグ」から、トーナメント方式に変更。昨年行われた「RTDリーグ2018」の予選リーグ(WHITE・BLACK)の上位各6人、推薦枠として2人の計14人に加え、予選リーグ7位の2人と新規参戦2人の4人による入れ替え戦(サバイバルマッチ)から上位2人が本戦に進み、計16人で行われる。16人はA~Dの4グループに分かれ、半荘4回戦で対戦。トータル2位が準々決勝A(上位3人が準決勝進出)、同3位が準々決勝B(上位1人が準決勝進出)へ、同1位は準決勝(上位4人が決勝進出)に進む。主なルールは一発・裏ドラ・赤(各種1枚)あり、全自動卓による自動配牌のMリーグルール。
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