<大相撲名古屋場所>◇十一日目◇17日◇ドルフィンズアリーナ
横綱・鶴竜(井筒)が、前頭五枚目・琴奨菊(佐渡ヶ嶽)を突き倒しで破り、初日から11連勝を果たした。
立ち合いから琴奨菊の激しいがぶり寄りに苦戦をしたが、徐々に体勢を持ち直すと、厳しい攻めを繰り出し、土俵際でも緩めず突き倒し。元大関の実力者を相手に、今場所の調子の良さを見せつけた。過去5回の優勝歴がある鶴竜だが、全勝優勝はなし。大関4人が休場したこともあり、1年2カ月ぶりの優勝だけでなく、初の全勝優勝にも一歩前進した。
AbemaTVで解説を務めた元前頭・大岩戸は、「琴奨菊関は力を出し切りましたね。得意のがぶり寄り、左四つで。今の調子のいい横綱を崩すのは無理でしたね。これで勝てないとしょうがない」と、鶴竜の状態の良さを指摘していた。
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