横綱・鶴竜(井筒)が、14勝1敗の成績で、自身7場所ぶり6度目の幕内最高優勝を果たした。名古屋場所は、直近3年連続で途中休場し、優勝経験がなかった。場所前には腰も痛め、15日間土俵に上がり続けることすら不安視されていた中、初日から安定感ある相撲を取り続けた。優勝力士インタビューでは「ここ3年間、ずっと途中休場して、本当に名古屋のファンのみなさんに申し訳ない気持ちで、このままじゃ終われない、そういう思いがあった」と語ると、館内からはコメントの最中から自然と大きな拍手が巻き起こっていた。
-7場所ぶり、およそ1年ぶりの優勝、いかがですか。
またひと味違った優勝でした。
-久しぶりの賜杯の感覚、どうだったでしょうか。
本当に場所が始まる前は、最後こういう形で終えるとは非常に思えないぐらいの状態だったので、本当に名古屋のファンのみなさんに支えられていい成績を残すことができました。ありがとうございました。
-どのあたりが違いましたか。
やっぱり名古屋でまだ優勝してなかったんで。あと、ここ3年間、ずっと途中休場して、本当に名古屋のファンのみなさんに申し訳ない気持ちで、このままじゃ終われない、そういう思いがあったので、今年はいい報告ができて、本当に最高です。
-けがなどもありましたが、どんな思いで綱を張っていたんでしょうか。
前回優勝してから、また新たにけがをして、そんな中で苦しんで、腐らず、改めて自分一人では戦っていないんだなって。ファンの人たち、家族ももちろんそうだけど、みんなの支えがあってやってるんだなと、改めて認識できました。その意味で本当によかったなと思います。
-場所前に腰の不安もあった中で、うまく身体と向き合うことはできたんでしょうか。
ファンの応援がなかったら、また休場という形になったかもしれないし、こんな簡単にあきらめたくない、自分の戦っている姿を見せたいという、そういう気持ちがよかったんじゃないかなと思います。
-改めて、名古屋場所で初優勝、名古屋のファンの方にお願いします。
今年はいつもの名古屋と違って、ちょっと涼しかったですけど、雨で大変だったと思いますが、15日間、応援本当にありがとうございました。
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