地上波未公開シーンを含めた完全版「しくじり先生 俺みたいになるな!!」が、AbemaTV(アべマTV)で放送された。
番組には“担任役”としてオードリーの若林正恭、“生徒役”として平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、AKB48の横山由依、モデルの谷まりあ、グラビアモデルのRaMuが出演。今回は「勉強ばっかりしたせいで、結婚できなくなっちゃった先生」として、元官僚の山口真由が登場した。
山口は2006年に東京大学を卒業し、その年の東京大学総長賞(学業や課外活動などにおいて特に顕著な業績を挙げ、他の学生の範隣、名誉を高めた者に与えられる賞)を受賞。財務省主税局に入省した超エリートだ。財務省を退官してからは弁護士に転身し、ハーバード大学ロースクールに進学。その後、東京大学大学院で家族法を勉強し、現在はコメンテーターとしてテレビ番組に出演している。
しくじりの影を感じられない華々しいプロフィールに、吉村は「自慢しに来たんですか?」とブーイング。また、退官後すぐに弁護士に転身したキャリアについて若林が言及すると、山口は「大学3年生のときに司法試験は合格しています」と説明した。
そんな山口のしくじりは「偏差値は79と高いが恋愛偏差値はクソ低い」こと。恋愛経験は片手で数える程しかなく、「下ネタを言おうものなら訴訟を起こされるのでは」などと、お堅いイメージを持たれてしまうと自虐した。スタジオの男性陣は「申し訳ないけどわかる」と共感。
結婚については「男性の食いつきが非常に悪くて、今世では自分が結婚できるとは思っていません」と諦めており、結婚できないことがコンプレックスになっていると告白した。
さらに、大学院で家族法を勉強しているのは「自分の家族ってなんだろう?」と疑問に思ったことがきっかけで、コンプレックスをこじらせた結果だという。澤部は「話だけ聞いているとAIみたい。『家族法ヲ勉強シマシタ』」といい、笑いを誘った。
学生時代、1日14時間も机に向かうほど勉強が大好きだったという山口。「司法試験の前は1日19時間勉強し、睡眠時間は3時間だった」と明かした。
そんな山口にも、高校2年生のときに初めての彼氏ができた。相手はサッカー部の先輩で、山口から告白をして交際スタート。
ある日、2人はいい雰囲気になり、彼氏からキスを迫られた山口。憧れのファーストキスの瞬間だが、このとき山口は一切目を閉じずに、ひたすら彼氏の顔を凝視してしまったという。
この行動は、山口が未だに抱える「しくじり思考」が原因だった。「恋愛でいい雰囲気になった自分を俯瞰で見てしまう」「ドラマや映画のヒロインでもないのに何してるの?と思う」「自分に酔っているようで恥ずかしくなる」と、3つの“しくじり恋愛観”を明かした。
さらに「キスをするときの男の人の顔ってすごくマヌケ」と持論を展開し、その顔を見ることで恋心が冷め、理性を取り戻せると語った。
高校時代の彼氏は、しくじり思考を持つ山口のことを受け入れてくれる優しい人だったが、受験に失敗し、浪人が決まった。それでも彼は、受験勉強より山口と会うことを優先していたという。
そんな彼を見て山口は「こいつ努力しねぇな」と、一気に愛想が尽きてしまい、交際期間1年ほどで、初めての恋は終わりを迎えてしまった。
結婚できないストイック女子の特徴の1つとして「ストイックじゃない男はショボく見える」と紹介した山口。付き合う男性のことを尊敬したいという気持ちはあるが、自分が向上すればするほど、尊敬できる男性が少なくなるという悩みがあることを明かした。
山口はこのしくじり経験から「自分は自分、人は人。考えを押しつけない」ことを学んだという。自分と同じ価値観を押しつけることは相手にプレッシャーを与えるだけだと反省していた。
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