見かけることが少なくなった「2000円札」をめぐる騒動が話題となっている。
Twitterで先日話題になっていた「飲食店の会計で2000円札を出したら、『こんなバレバレな偽札使えると思ってるんですか!?』と言われた」という投稿。その後も「偽札ですよね!?」と罵られたそうで「万札出して帰った」のだという。
弁護士ドットコムニュースによると、本物かどうかをしっかり確認せずに公の場で客に向かって「偽札だ」と言うと、名誉毀損が成立するおそれがあるという。また、「法律上、『日本銀行券は、法貨として無制限に通用する』(日本銀行法46条2項)とされており、二千円札で支払った場合、相手はその受け取りを拒否することができない(強制通用力・罰則なし)」ということだ。
2000円札は、2000年の沖縄サミットを記念して発行された紙幣で、現在は日本全国で約9800万枚が流通している。意外に多い印象を受けるが、1万円札が約100億枚流通していることに比べるとやはり少ない。
しかし、沖縄県だけをみると流通数は増加している。日本銀行那覇支店データによると、2009年6月の約315万枚から2019年6月には約647万枚と流通数は倍以上に。紙幣に描かれている首里城の絵柄などが親しみを持たれているという。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)
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