一流勝負師たちが指定レースでポイントを競うAbemaTVの生放送番組「アベマde週末ボートレース~Friday~」。その7月26日放送回では、関東トップルーキー・椎名豊の特集が組まれた。
「親がボートレース好きで、レース場によく行っていた」。その影響もあって大学在学中に就職を考えた時、幼い頃に見たボートレーサーという職業が思い浮かんだ。デビューは2013年11月、桐生。「自分で操っている感じはなかった」と、当初は事故ばかりで自信も無かった。「とにかくA級に上がりたい」。それでも椎名はがむしゃらに努力を重ねて、2017年後期から念願のA1に昇格した。
2018年1月。平和島でのG1にて予選をトップ通過した椎名は、準優勝戦1号艇という大チャンスを掴んだ。だが、悪天候の中でコンディションの変化に対応できず、6着の惨敗。椎名にとっては忘れられないレースだそうで、その節に先輩から調整のアドバイスを受けたことで成績が伸び始めたという。
アピールポイントは「スタートしてからの攻め」という椎名は、自分へのメッセージに「前進」という言葉を選んだ。1着を取った時の喜び。それを味わうために何時間も作業しているというが、まだ「同じレベルにいる」とも自覚。「前進しなければ次の舞台へは行けない」。夢のSG出場を目指して、椎名は前に進み続ける。
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