「RTDトーナメント2019」セミファイナルA(準決勝) 1・2回戦(全4回戦)が7月28日に放送され、朝倉ゆかり(協会)が3着2回、トータル4位で折り返した。
1人しか勝ち上がれない最も過酷なクオーターファイナルBで逆転勝利をもぎとり、準決勝進出を決めた朝倉。守備に重きを置きながらも、好機で打点力を発揮する打ち筋で“満貫セレナーデ”という異名を取る選手だ。
「チャンスを見極めて、しっかり押し返していきたい」と要所で踏み込んだが、前半2戦を3着2回で総合4位。1位・勝又とは97.1ポイント差で後半2戦を戦うことになった。
苦しい展開に見舞われてはいるが、トーナメントに残った唯一の女流プロとして、戦う姿勢は崩していない。「2人より上の着順じゃないと始まらない」とまずは勝又と佐々木より上の着順を狙う。「着順はちょっと気にしながら、もちろん自分がトップを取ることが目標なんですけど、その中でも出来ることを少しずつでもやっていけたらいい」と華麗な闘牌で決勝への道を切り開く覚悟だ。【福山純生(雀聖アワー)】
【セミファイナルA 2回戦の成績】
1位 佐々木寿人(連盟) 5万2000点 +72.0
2位 勝又健志(連盟) 4万8000点 +28.0
3位 朝倉ゆかり(協会) 1300点 ▲38.7
4位 猿川真寿(連盟) -1300点 ▲61.3
【セミファイナルA 2回戦終了時点でのトータルポイント】
1位 勝又健志(連盟) +41.0(2/4)
2位 佐々木寿人(連盟) +21.8(2/4)
3位 猿川真寿(連盟) ▲6.7(2/4)
4位 朝倉ゆかり(協会) ▲56.1(2/4)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、協会=日本プロ麻雀協会
◆RTDトーナメント2019 2016年から3年に渡り行われてきた「RTDリーグ」から、トーナメント方式に変更。昨年行われた「RTDリーグ2018」の予選リーグ(WHITE・BLACK)の上位各6人、推薦枠として2人の計14人に加え、予選リーグ7位の2人と新規参戦2人の4人による入れ替え戦(サバイバルマッチ)から上位2人が本戦に進み、計16人で行われる。16人はA~Dの4グループに分かれ、半荘4回戦で対戦。トータル2位が準々決勝A(上位3人が準決勝進出)、同3位が準々決勝B(上位1人が準決勝進出)へ、同1位は準決勝(上位4人が決勝進出)に進む。主なルールは一発・裏ドラ・赤(各種1枚)あり、全自動卓による自動配牌のMリーグルール。
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