「RTDトーナメント2019」セミファイナルA(準決勝)3回戦(全4回戦)が8月4日に放送され、佐々木寿人(連盟)が2勝目を挙げ、総合首位に浮上した。
対局者は起家から朝倉ゆかり(協会)、猿川真寿(連盟)、佐々木寿人(連盟)、勝又健志(連盟)。
東1局1本場、タンヤオ・赤2・ドラで8000点(+300点)を決めた佐々木は、東2局では14巡目にホンイツ・七対子・赤・ドラ2で二万待ちの倍満テンパイを入れた。16巡目に三万をツモってきたところで「終盤だったんで一万か三万打つかの選択だったんですが、一万のほうが河の状況的には通りやすい」と一万切りを決断し、南と北のシャンポン待ちに変更。河に南は1枚切れ、北は2枚切れだったので、実質は南待ち。南・ホンイツ・イーペーコー・赤・ドラ2のテンパイに構えたが流局した。
4選手が拮抗した南場。佐々木は南2局で4000点、南4局1本場でタンヤオ・赤2で3900点(+300点、+供託1000点)をアガリ切り、2勝目をもぎとった。
対局後、佐々木にしては珍しく、流局した東2局を悔いた。二万待ちをキープしていれば、ソウズのチンイツをテンパイしていた朝倉から二万が打たれていたので、アガれる可能性もあったからだ。しかし「ああいうアガリ逃しが後を引くといやだなとは思ったけど、トップ取れたんでいいです」とすぐに気持ちを前向きに切り替えた。
残すは最終戦。「最後までしっかり打ち続ける。何があるかわからないですからね」とRTD3度目の決勝に向かって気を引き締め直した。【福山純生(雀聖アワー)】
【セミファイナルA 3回戦の成績】
1位 佐々木寿人(連盟) 3万9900点 +59.9
2位 勝又健志(連盟) 3万2900点 +12.9
3位 朝倉ゆかり(協会) 1万8600点 ▲21.4
4位 猿川真寿(連盟) 8600点 ▲51.4
【セミファイナルA 3回戦終了時点でのトータルポイント】
1位 佐々木寿人(連盟) +81.7(3/4)
2位 勝又健志(連盟) +53.9(3/4)
3位 猿川真寿(連盟) ▲58.1(3/4)
4位 朝倉ゆかり(協会) ▲77.5(3/4)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、協会=日本プロ麻雀協会
◆RTDトーナメント2019 2016年から3年に渡り行われてきた「RTDリーグ」から、トーナメント方式に変更。昨年行われた「RTDリーグ2018」の予選リーグ(WHITE・BLACK)の上位各6人、推薦枠として2人の計14人に加え、予選リーグ7位の2人と新規参戦2人の4人による入れ替え戦(サバイバルマッチ)から上位2人が本戦に進み、計16人で行われる。16人はA~Dの4グループに分かれ、半荘4回戦で対戦。トータル2位が準々決勝A(上位3人が準決勝進出)、同3位が準々決勝B(上位1人が準決勝進出)へ、同1位は準決勝(上位4人が決勝進出)に進む。主なルールは一発・裏ドラ・赤(各種1枚)あり、全自動卓による自動配牌のMリーグルール。
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