日本将棋連盟は8月7日、女性棋士が誕生した際、いわゆる「男性棋戦」と「女流棋戦」の両方に出場ができるとした規定を発表した。発表された内容は以下のとおりだ。
1.女流棋士がプロ棋士編入試験に合格した場合、女流棋戦、及びプロ棋士公式棋戦の両方に出場することが出来る。
2.奨励会に所属している女性が四段に昇段をした場合、女流棋士申請を行うことが出来る。ただし、申請期間は昇段日から2週間以内とする
 現在の将棋界において、「プロ棋士」と呼ばれる者は、そのほとんどが育成機関である奨励会出身。奨励会内で勝ち上がり、三段リーグで好成績を収めると四段昇段、晴れてプロ入りを果たすことになっている。ここには男女を分けるものはないが、過去には女性のプロ棋士は1人も生まれていない。